第3回 身体症状症(しんたいしょうじょうしょう)について

多くの方には聞きなれない症状名、疾患名だと思います。
ただ、この症状で困られている方は大変多いのです。

どのような病気なのでしょうか?
身体症状症は患者さんの自覚症状に見合う身体的異常や検査結果がないにもかかわらず、痛みや吐き気、めまいや頭痛、体のしびれなど、様々な身体の不調症状が長い期間にわたって続く疾患です。症状は体のさまざまな場所に生じ、しばしば変化します。患者さんの中には、症状を身体的に説明する原因がないということが受け入れられず、医療機関を転々としてしまい、精神科受診に至るまでかなりの時間がかかってしまう方もいらっしゃいます。また、多くの患者さんは、そうした身体症状のために仕事、学校や家庭などにおける日常生活に支障が出ています。